2016年8月
鶏眼(魚の目)、胼胝(たこ)の症例その2
皆様 残暑お見舞い申し上げます。暑い日が続きますね。
当院は現在 夏季休業中です。次回の診察は8/18PM~となります。
今回は、久しぶりのフットケア内容での更新です。
当院では 足にできた鶏眼(魚の目)、胼胝(たこ)を 速く安全に処置するため ドイツ式フットケア(フスフレーゲ)を取り入れております。
今回は 当院での作業の流れを ご紹介したいと思います。
一般的に ドイツ式フットケア(フスフレーゲ)は
フットバス(足浴)→ 爪のケア → 魚の目 たこのケア → 角質ケア → マッサ-ジ という過程を辿ります。
しかし 保険診療の枠組みの中では 全てを行うことはできません。なにせ時間がないのです。魚の目胼胝の処置診察に5分以上かかると正直赤字なんです(^_^;)。(でも実際は平均10分ぐらいかかってしまうこの現実(笑))
当院では 診察 → 魚の目たこの処置 → 処置後の状態確認 という形になります。
まず 診察
足の皮膚状態、足や指の変形、血流や知覚の確認をします。
さてつぎは 処置です。処置に使う物品は 以下のものです。
ドイツ式フットケアモーター、アクセサリー、尿素軟膏、防護メガネ、クレド(刃物)
足浴を省くため 角質が肥厚しているところに 尿素軟膏をたっぷり塗ります。
これで 角質が 少し柔らかくなるのと刃で切るとき滑りが良くなるのと傷形成の予防となります。
その後、クレドという刃物で 少しづつ削っていきます。
同じところの足の写真ではないですが こんな感じで 削っていきます。
細かい作業は ドイツ製のフットケアマシーンで 仕上げは ドイツ式フットケアマシーンで仕上げます
終了時は こんな感じです。
病院での 魚の目鶏眼の処置の主目的は、除去することで痛みを取る、皮膚潰瘍形成の予防ということでしょうか。
健常者だけでなく、糖尿病などの持病があり血液の流れが悪い方、免疫抑制剤などを内服して感染を起こしやすい方には とりわけ重要な処置となります。
処置終了後 器具、床、ベッドの消毒、掃除を行います。
保険診療内でのフットケアは 美容目的ではありませんので ご容赦ください。
魚の目 タコを 適切にケアしないと 歩行時の痛みが軽減しないだけでなく それを庇うことにより 足関節より上の 関節への影響や体の歪みを誘発するとされています。
必ず治るわけではありませんが、定期的なケアで より快適な 生活がおくれることとなるでしょう。
美容目的の方や爪のケアを望まれている方は自費で対応しております。ご希望の方は 診察室などでお尋ねください。
あと 一つお願いです。フットケアや爪の処置をご希望の方は 足がすぐ出せる状態で 診察室にお入りください。待ち時間の短縮にご協力ください。
クリニック名:二条駅前なかみち皮膚科クリニック
HP:http://nijd.dr-clinic.jp/
受付予約専用HP:http://ssc2.doctorqube.com/nijd.dr-clinic/ (初診の方も使用可能)
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