巻き爪の矯正治療の例その5 ~ 赤くジュクジュクしている場合も処置は可能ですか? ~
- 2016.02.06
- 巻き爪矯正の症例
久々の巻き爪矯正の治療事例その5です。
最近治癒にまで 持っていけた 症例を 今後は 時々掲載していきたいと 思います。
今回は 左第一趾爪の片側に肉芽腫を伴った巻き爪の治療事例です。その4と内容はあまり変わりないかもしれません。
患者は 50歳代 女性。
主訴:1年以上続く左1趾の爪の食い込み、
初診時の臨床写真です。近くのフットケアサロンで足爪のケアを受けていた方で、爪が食い込み 腫れ ジュクジュクしてきたたということで 医療機関での処置がのぞましいと判断され 当院に紹介されてきた患者さんです。
左第一趾の内側(写真では左側)に、いわゆる赤い肉芽腫を作っていました。
正面から見ても 左側の爪が皮膚の下に 食い込んでいるのがわかります。巻き爪と爪の陥入による肉芽腫です。
これは 爪を伸ばしても治らないタイプです。肉芽腫の位置が根元の方にあるため 肉芽腫を切除した後に矯正するのが、
治癒への確実な方法です。
そして 早速治療。
伝達麻酔後に 肉芽腫を切除し 隠れていた 爪を露出させます。
正面から見ても 露出しています。
それで ワイヤーいれて 肉芽腫部には 柔らかいタイプの人工爪を入れてしまいます。
正面から見たところ。
それから 数ヶ月に1回通院して 約1年後。
見違えるようですね。
この方は運良く 4回の治療、約1年で治療を終えることができました。
このように肉芽腫(じゅくじゅく)したものがあっても施術は可能です。
すべてに、この治療が適しているわけではありません。
爪の幅・大きさ、肉芽腫の大きさ・位置、通常生活の足にかかる負荷などを考えて、治療法を検討しています。
受診してご相談ください。
当院は巻き爪の矯正を年間約800趾前後行っております。
全ての症例に有効というわけではありませんが、
爪周囲の痛みでお悩みの方は 一度受診してみてください。
受診の際には、巻き爪矯正VHOのよくあるお問い合わせもご参照ください。
クリニック名:二条駅前なかみち皮膚科クリニック
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