お知らせ

巻き爪の矯正治療例その2.

巻き爪矯正の治療事例その2です。

今回は 肉芽腫を伴った 巻き爪の治療事例です。

患者は 20歳代 男性。
主訴:2年以上続く左1趾の巻き爪+肉芽腫、歩行時の疼痛
初診時の臨床写真です。爪の傍に小指頭大の紅色の易出血性の小結節を認めていました。これがいわゆる肉芽腫と呼ばれるものです。

#16317-201202021 001

 

テーピングと塗り薬を薦めて 約1週間後。次は処置前の写真です。

#116317-20120224 001

 

テーピングと外用により、やや肉芽腫はやや黒くなりましたが、十分な縮小を残念ながら得られず、追加の治療をすることになりました。
それでは正面から、

#116317-20120224 002

 

爪は彎曲し、皮膚に陥入しております。よってこれはベースに巻き爪があり、爪が皮膚に刺さったり、擦れたりすることで、些細な傷が肉芽腫に悪化したものと考えられます。

治療法はいくつかありましたが、患者さんと、ご相談した結果、巻き爪矯正(VHO)とガター法を併用することになりました。
次は、初回治療直後の写真です。

#116317-20120224 003

なるべく 肉芽腫付近にワイヤーが当たらないように 固定しました。わかりにくいかもしれませんが、爪と肉芽腫との直接的な接触を避けるために、ガターチューブを入れています。

#116317-20120224 004

矯正後にガターチューブを入れるのは 麻酔するほど痛くありませんよ。このような症例では、矯正なしで入れるには麻酔しないと難しいでしょうね。次はこの方の、3ヵ月後の写真です。

#116317-20120616 001

肉芽腫はどこにあるのでしょうか? 全くなくなってしまいましたよね。

#116317-20120616 002わずかな爪の彎曲は残るものの 爪の形も矯正されておりますね。

この方は運良く 1回の治療、しかも3ヶ月で治療を終えることができましたが、概ね爪の矯正治療期間は1年かかります。その間 最低3ヶ月に1回程度の通院を必要とします。

肉芽腫を伴う事例は 比較的若い方に多いです。かくいう小生も高校時代はこの状態でしたので、海水浴やプールの授業がとても嫌だった記憶がございます。

肉芽腫を伴う事例も、昔は難渋することもありましたが、ほぼこの矯正治療をベースとした治療で 爪を抜かずに済むようになっております。

当院は巻き爪の矯正を年間約800趾前後行っております。
全ての症例に有効というわけではありませんが、
爪周囲の痛みでお悩みの方は 一度受診してみてください。

受診の際には、巻き爪矯正VHOのよくあるお問い合わせもご参照ください。

クリニック名:二条駅前なかみち皮膚科クリニック
HP:http://nijd.dr-clinic.jp/
受付予約専用HP:http://ssc2.doctorqube.com/nijd.dr-clinic/ (初診の方も使用可能)
受付予約専用電話:050-5577-3609(初診の方は使用できません)
住所:〒604-8418 京都市中京区西ノ京東栂尾町3 JR二条駅NKビル3階
電話:075-812-0702(極力診療日の14:00~15:30におかけください)

WEBからの受付はこちら

スマホやパソコンで受付が可能な方はWEB受付をご利用ください。
当日の時間指定予約が可能です。※前日の20:00~利用可能です。
WEB受付もしくはQRコードを読み込んでご利用ください。

※前日の20:00~利用可能です。
※初めてご利用される方は初めて受診を考えの方へをご覧ください。

携帯電話の方はQRコードを読み取り
アクセスしてください。
初めてご利用される方は初めて受診を考えの方へをご覧ください。
初めてご利用される方は初めて受診を考えの方へをご覧ください。
ページトップへ