尋常性疣贅その2~ 魚の目とは違うんだよ 魚の目とは ~
- 2015.11.25
- 尋常性疣贅(いぼ)
ようやく いぼのシリーズ2回目です。
足に魚の目ができましたと来られた患者さんで 実は 尋常性疣贅(いぼ)である方が結構います。
皮膚科問診表あるあるケース
問診表に「5歳ぐらいの子供に魚の目ができた。」 と書いてある → 診察する前に ほぼ 確実に いぼ と思います。
15歳未満で 足の変形や足に合っていない相当ひどい靴や激しい運動していない限り 魚の目である可能性はほとんどありませんよ。
でも 専門の皮膚科の医師でも 魚の目 か いぼ なのか 迷うケースがあります。
右足底に 小豆大ぐらいの 黄色みがかった 硬いものがあり 中央部に表面ががさがさした部分がありますよね。
この症例でも 何も手を加えなくても いぼと診断することは可能ですが、処置を加えると診断の正確性が増します。
確定診断のために 削ってみますと なにやら 黒い点が出てきました。
ダーモスコープという拡大鏡で見ると 黒い点は赤みが強くあり、これは血の色 つまり 血管とわかります。
これがあると いぼ と確定診断できます。
魚の目には一般的には、これがありません。(出血を伴う魚の目もありますので)
それと 自己処置や医療機関以外のサロンなどで削るのは やめておいた方が良いです。
この話題は 次までのお楽しみに。
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